Japanese
English
装置と方法
Cinedensitometryの評価—問題点とその利用方法
The value of cinedensitometry
菅原 徹雄
1
,
東儀 英明
1
,
若松 孝司
1
,
山口 敏雄
1
,
前田 宏文
1
,
小塚 隆弘
1
,
森岡 康範
2
,
赤木 弘昭
3
Tetsuo Sugahara
1
,
Hideo Togi
1
,
Takashi Wakamatsu
1
,
Toshio Yamaguchi
1
,
Hirofumi Maeda
1
,
Takahiro Kozuka
1
,
Yasunori Morioka
2
,
Hiroaki Akagi
3
1国立循環器病センター放射線診断部
2滋賀医科大学中央放射線部
3大阪医科大学放射線科
1Dept. of Radiology, National Cardiovascular Center
2Dept. of Radiology, Shiga Medical School
3Dept. of Radiology, Osaka Medical School
pp.605-609
発行日 1981年6月15日
Published Date 1981/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404203784
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水溶性ヨード剤を造影剤として心血管腔内に注入しX線写真をとる方法,いわゆる血管造影が行なわれてひさしい。しかしこの解析方法は,主として形態診断のみにとどまっている。血管造影法を動態解析法の一つの方法として利用することは,1938年Robbら1)によってRoentgen-densitometryを用い,cardiac-pulmonal cir—curation timeを測定することによって始められた。1964年には,Woodら2)によってRoentgen-video—densitometryの装置が開発され心機能の詳細な観察方法として利用された。本邦においても小林ら3)は,cine—densitometryにより血流速度を計測した結果を報告,また滝沢ら4)は,肺機能についても評価を試み報告している。しかしRoentgen-densitometryを行なう場合,X線の問題,造影剤の問題,装置の問題と種々の複雑な問題が含まれており,このための臨床的応用はまだ充分になされていない。
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