Japanese
English
Bedside Teaching
大動脈疾患のCT検査
Computed tomographic examination of the aortic diseases
望月 茂
1
,
仁木 偉瑳夫
1
Shigeru Mochizuki
1
,
Isao Niki
1
1国立八日市病院内科
1Internal Medicine, Yokaichi national hospital
pp.485-490
発行日 1980年5月15日
Published Date 1980/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404203564
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コンピューター断層撮影(computed tomography,以下CT)の全身臓器への応用は目覚ましいものがある1,2)。従来大動脈疾患の診断,評価には専ら観血的な大動脈造影が用いられてきた。大動脈造影は観血的検査である為に反復して施行することは困難なことが多い。元来大動脈造影は大動脈の走行に沿った長軸方向の分解能はすぐれているが,大動脈壁の性状,全周性の変化などは分りにくい。CTでは大動脈の全長に亘って横断面の太さ,形態がよく分り,造影剤を併用すれば大動脈の内腔の状態,壁在血栓などを判別することも可能である。今回我我は解離性大動脈瘤その他の大動脈疾患のCT像を示し,大動脈疾患に対するCT検査の応用について述べてみる。(CT装置はACTA 200 FSを使用した。)
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