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近年,大気汚染,公害また老年者人口の増大などの要因により呼吸器疾患が増大しつつあり,その早期診断ならびにスクリーニング検査としての努力性肺活量や1秒率などの測定はきわめて重要である。このためスパイロメトリーの増加に対して,測定装置の簡易化および迅速性に加えて正確性が要求されるようになり,また電子工学の発達により,従来主として用いられているBenedictRoth型スパイロメーターに代って,熱線型およびpneumotacho型スパイロメーターが開発利用されるようになってきている。これらの新しい方法によるスパイロメーターの主な原理は,流速を測定し,この値を積分することにより流量を求めるものであるが,この流量の測定値の精度が問題となる。
我々は最近開発されたFleish型pneumotacho-spirometer (日本光電製MFR−7100)を使用し,その精度および実用性について検討を行なった。
The present study was designed to evaluate the accuracy and clinical application of the pneumotachospirometer (MFR-7100). For that purpose, we compared the pneumotachospirometer with the standard 9 liter Benedict-Roth spirometer (Godart) in 150 patients and 11 normal subjects who were well trained in the pulmonary function test in our clinical laboratory.
The mouthpiece of the pneumotachospirometer was adjusted to the mouthpiece of the Benedict Roth spirometer.
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