呼と循ゼミナール
血液ガスと呼吸(11)—換気の定量的評価:HypoxiaとHypercapniaの共存
本田 良行
1
1千葉大学生理学
pp.872
発行日 1977年10月15日
Published Date 1977/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404203106
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前回に,Hypoxiaの場合はCO2刺激に対する換気の応答が相乗作用を示すと述べた。この現象を定量的に表わすためには,Pco2—V応答曲線のスロープが,Po2の低下とともに曲線的に増加するとしている。その場合Po2とPco2応答曲線との関係を,
①OxfordのLloydとCunninghamらは双曲線として取扱った。これは神経,筋などの興奮性を表わすのに類似性が求められよう。
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