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講座
Impedance法による心拍出量の測定—理論的考察
Impedance Cardiography: Theory
金井 寛
1
Hiroshi Kanai
1
1上智大学理工学部電気電子工学科
1Sophia University
pp.1091-1095
発行日 1975年12月15日
Published Date 1975/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404202845
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無侵襲生体計測法として,生体の電気特性を利用する方法が考えられている。循環動態の無侵襲計測法としても生体の電気特性を利用する方法が考えられ,測定が容易であり,装置が安価で安全であるなどの利点のために種々の目的に利用されるようになってきた。今後も,このような利点のためにますます広く利用されるようになると考えられるが,正しい測定のためには,ある程度の基礎的知識(きわめて簡単に理解できる程度で十分)を持つ必要がある。本文では心拍出量の測定についての問題点を考えながら,基礎的な問題を解説したいと思っている。電気にあまり親しみのない読者を対象として平易に記述したつもりなので御一読頂きたい。数式などもできるだけ少なくしたので,数式の導き出される過程を御理解頂きたい。
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