ジュニアコース 仮定をお忘れなく(第1回)
心拍出量
香取 瞭
1
,
宮沢 光瑞
1
,
石川 欽司
1
Ryo Katori
1
,
Kozui Miyazawa
1
,
Kinji Ishikawa
1
1東北大学医学部第一内科
11st Department of Internal Medicine, School of Medicine, Tohoku University
pp.253-259
発行日 1968年3月15日
Published Date 1968/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404201882
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心臓の拍動はガス交換ならびに栄養を含む血液を運搬するための動きであるから循環の最も重要なパラメーターである。血液循環を最も単純にオームの法則にたとえると血圧は非常に簡単に測れるが,心拍出量の測定は臨床的には残念ながらまだそれ程普及していない。心拍出量の測定法についてはすでに成書に詳しく,また論文も多いので,ここではまず心拍出量に関する基本的な事柄を簡単に述べ,測定法の紹介,とくに測定法の前提条件,長所短所などについて述べたい。
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