Japanese
English
特集 不整脈
不整脈の血行動態
Hemodynamic Consequences of Cardiac Arrhythmias. With Special Reference to Premature Beats and Atrial Fibrillation
加藤 和三
1
,
渡辺 凞
1
,
新谷 富士雄
1
,
渡辺 坦
1
Kazuzo Kato
1
,
Hiroshi Watanabe
1
,
Fujio Shintani
1
,
Tan Watanabe
1
1財団法人心臓血管研究所
1The Cardiovascular Institute
pp.307-319
発行日 1974年4月15日
Published Date 1974/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404202616
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不整脈の血行動態は多数の要因により複雑に影響される。不整脈は頻拍性不整脈と徐拍性不整脈とに2大別され,血行動態変化に関与する要因もそれぞれにおおよそ共通の特徴があるごとくであるが,厳密には各不整脈毎に異なり,また基礎疾患によっても大きな差がある。限られた紙数でそれらのすべてにふれることは困難であるため,本稿では主としてわれわれが先に発表した実験的期外収縮1)〜5)と臨床例での心房細動6)〜9)の成績に基づき不整脈の血行動態異常ならびにその成因につき考察を加えることとする。
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