Japanese
English
装置と方法
133Xeによるアイソトープ・トラコグラフィー
Isotope-Thoracography Using Radioactive Xenon
末次 勧
1,2
,
永島 暉也
2
Susumu Suetsugu
1,2
,
Teruya Nagashima
2
1名古屋保健衛生大学医学部
2国立がんセンター
1School of Medicine, Fujitagakuen University Hospital
2National Cancer Center
pp.731-735
発行日 1973年8月15日
Published Date 1973/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404202523
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
Knippingら1)は1955年に放射性Xenon (133Xe)を用いて肺の局所換気機能を評価する新しい方法を発表し,Isotopen-Thorakographieと呼んだ。その後15O2, C15O2, C15O, 13N-N2などの放射性ガスによる局所換気分布および血流分布を測定する方法が行なわれ,現在では133Xe以外のものも含め放射性ガスによる肺の局所機能検査法をすべてisotope-thoracographyといっている。広い意味では133I-MAAなどによる肺シンチグラフィーもまたisotope-thoracographyの1つといえよう。
それまで133Xeでは換気分布の測定しか行なえなかったが,1962年にBallら2)は133Xe溶液静注法を取入れることによって血流分布の評価をも可能ならしめた。一方,133Xe法は次の如き利点があり使用しやすいので,現在isotope-thoracographyとしてもつとも臨床応用が進んでいる。
Copyright © 1973, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.