Japanese
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講座
Lung compartmentの呼出パターン—換気の不均等性の表現法の一つとして
Emptying Pattern of Lung Compartment
角田 慎弥
1
,
梅田 博道
2
Shinya Tsunoda
1
,
Hiromichi Umeda
2
1東京医科歯科大学医学部第2内科
2名古屋保健衛生大学医学部内科
12nd Dept. of Internal Medicine, School of Medicine, Tokyo Medical and Dental University
2Department of Internal Medicine, Fujita-Gakuen University, School of Medicine
pp.513-516
発行日 1973年6月15日
Published Date 1973/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404202498
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疾患をもつ肺のみならず,健常人の肺においても換気の不均等性が存在する。
O2吸入後に,呼気のN2濃度を持続的にN2—meterかmass spectrometerで測定記録すれば,それはdead spaceのwashoutを示す急俊な上昇に続いて,緩徐な上昇を示す(alveolar slope)。肺が均等な換気を行なっていれば,呼気相の後期では呼気のN2濃度曲線はconstantなPlateauとなるはずであり,このalveolar slopeは不均等な換気の結果と考えられている。このalveolar slopeの解釈は,古くより数多く行なわれている。aiveolar slopeの傾きを換気の不均等性の指標として臨床的に応用したのがFowler1)であり,現在も用いられている方法である。
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