終末呼吸単位

Terminal Respiratory Unit

Ⅰ．terminal respiratory unit終末呼吸単位とは

　肺におけるガス交換の行なわれる場の最小単位を，形態学的裏付けを得て呼ぶものである。

　空気と血液とはそれぞれ全く別の経路を通って肺に入って来て，換気量ventilationと血流量perfusionとの接触の度合（V_A/Q比）によって，ガス交換の効率が決められる。このV_A/Q最小単位を，すなわち終末呼吸単位と呼ぶのである。以下この名称のよってきた沿革と若干の解説を述べる。