用語解説
単位
松村 義寛
pp.218
発行日 1963年3月15日
Published Date 1963/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542906094
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単位とは一般的に言えば「ある量を数値で表わすために比較の基準として用いる任意に選んだ同種の量をいう」。この雑誌を例にとるならば,雑誌の量を数値で表わすために紙一枚を比較の基準としてとることもあり,紙の片面(ページ)を基準としてもよい。「ある量の中に単位が幾個含まれているかという数を量の値とする」。したがって本誌は紙47枚が綴じられているから,紙の枚数を単位にとれば47であり,ページを単位にとれば104で表現せられる。また雑誌の重量を数値で表わすときには比較の基準としてグラムを用いて180という数値が得られる。(本誌7巻1号を例にとった)
このように単位は目的に応じ適宜に選ぶことができるが,比較の際常に不変のものでなければならない。
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