Japanese
English
Bedside Teaching
単心房の臨床
Clinical Studies of Common Atrium
横山 正義
1
,
工藤 龍彦
1
,
高尾 篤良
1
,
榊原 仟
1
Masayoshi Yokoyama
1
,
Tatsuhiko Kudo
1
,
Atsuyoshi Takao
1
,
Shigeru Sakakibara
1
1東京女子医科大学日本心臓血圧研究所
1Heart Institute Japan, Tokyo Women's Medical College
pp.927-931
発行日 1970年10月15日
Published Date 1970/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404202199
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はじめに
従来,比較的まれな心奇形とされてきた二心室一心房(cor triloculare biventriculare)すなわち,単心房は,近年症例報告が多くなり,その臨床像も明らかになってきている。
われわれは,1965年に,3例の単心房の部検例を報告したが,その後,本症を念頭において,患者を診療していると,次次とかかる症例がみいだされてきた。
そして,1969年末までに,単心房の剖検例14例とともに,手術でこれを確認したもの6例,計20症例を経験した。
ここに,本症の臨床像を正確にするために,20症例の胸部レ線像,心電図所見,カテーテル所見,合併奇形,剖検所見,手術手技などについてのべる。
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