Japanese
English
Bedside Teaching
心房細動のみかた
Diagnosis and Treatment of Auricular Fibrillation
渡辺 孝
1
,
生方 茂雄
1
Takashi Watanabe
1
,
Shigeo Ubukata
1
1群馬県成人病研究所
1The Research Institute for Chronic Diseases of Gunma
pp.721-725
発行日 1969年8月15日
Published Date 1969/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404202059
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はじめに
心房細動患者を診察するにあたっては,ただ不整脈の種類をきめるだけではなく,個々の基礎疾患や血行動態を背景として,その心房細動が患者にとっていかなる臨床的意義をもっているかという検討まですすめなければならない。たとえばこれが,神経性循環無力症の一徴候にすぎないのか,心筋虚血のあらわれであるのか,あるいは僧帽弁口狭窄に合併したものなのかにより,その意義はまったく異なり,おのずから治療方針に違いがでる結果となる。ここでは,心房細動をいかに診断し,いかに考え,いかに治療するべきかについて述べる。
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