Japanese
English
原著
心筋酸素分圧連続測定用改良微小電極について
A Micro PO2 Electrode for Continuous Recording in Myocardial Oxygen Tension
石倉 義弥
1
,
松室 正智
1
,
滝沢 秀浩
1
,
井上 正
1
Yoshiya Ishikura
1
,
Masatomo Matsumuro
1
,
Hidehiro Takizawa
1
,
Tadashi Inoue
1
1慶応義塾大学医学部赤倉外科
1Department of Surgery, School of Medicine, Keio University
pp.971-974
発行日 1968年11月15日
Published Date 1968/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404201959
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はじめに
心筋の血流動態および代謝機能を知る上で,最も重要な因子の一つは酸素分圧である。生体組織酸素分圧の測定には1942年Davies & Brink1)がpolarograph法により動物組織の酸素をはじめて測定して以来,今日までに多くの改良がなされ手技上困難視されていた心筋に対しても応用されるようになったが,心筋に応用されている酸素電極はほとんどがopen tip typeのものである2)〜7)。しかし,この電極にはいろいろの因子の影響をうけやすく,安定性,再現性に劣っている。われわれはこれらの欠点をできるだけ除き,しかも激しく拍動する心筋の測定に十分追従しうるようなenclosed typeのものを作成した。
We have designed new enclosed type PO2 electrode modified Beckman micro PO2 elec-trode. In the response time, stability and reproducibility it showed almost satisfactory result.
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