入門講座 生理
電極法による血中ガス分圧測定のコツ
宮沢 正治
1
1東大病院中央診療部
pp.746
発行日 1968年10月15日
Published Date 1968/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542916501
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PHメーターはガラス電極と比較電極とからなる検出部と,検出部に生じた起電力を増幅しpHを指示させる指示部より成っている。使用上一番問題となるのは,pHの温度による変化が非常に著しいために,Water Jacketの温度は特に注意を要する。同様にガラス電極と比較電極間に使用されるjanction cap中のKCIは,完全に飽和していなければならず,また較正以後はこれに大きな温度差を与えないようにする。
次に,毛細管は入念に洗い,サンプルの測定前には必ず生食液またはリンゲル液を通して,次に測定するサンフルの溶血を起こさせないよう考慮しなければならない。
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