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文献抄録
Glucocorticoidsの血行動態に及ぼす効果—正常人ならびにshock患者の心拍出量および関連因子の変動—Sambhi, M. P.,Weil, M. H. and Udhoji, V. N.:Circulation 31:523-530, 1965.
Acute pharmacodynamic effects of glucocorticoids-Cardiac output and related hemodynamic changes in normal subjects and patients in shock
pp.643
発行日 1966年8月15日
Published Date 1966/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404201624
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重症感染症に伴うshock,実験的Endotoxin shockに対して大量のGlucocorticoid(以下G.C.)を投与することが,生体に有利に作用することは認められているのであるが,しかしG.C.投与直後の血行動態に及ぼす効果は明らかにされていないとして,G.C.による心拍出量の変動を中心に検索を行なっている。
対象は種々の原疾患をもつshockに陥った患者9例,正常人9例で,その他心肺機能に異常のない9例の入院患者により測定方法の吟味を行なった。心拍出量の測定はindocy—anine greenによる色素稀釈法によった。色素注入は中心静脈まで挿入したカテーテルより行ない,またこれにより静脈圧を測定した。採血は曠置針,またはカテーテルを末梢動脈に挿入して行ない,同時にこれを動脈圧測定に供した。G.C.の投与は1回の静注によった。使用した製剤はDexamethazone(20〜30mg),Methylpredonizolon(80mg)Predonizolone(100〜200mg),Cor—tisol(100〜500mg),Hydrocorti—sone(500〜1000mg)のいずれかであった。
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