特集 周産期ME機器マニュアル
母体循環動態の監視装置
心拍出量モニタ
日高 敦夫
1
1大阪市立母子センター
pp.515-517
発行日 1991年6月25日
Published Date 1991/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611900339
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臓器機能維持にとって血流は極めて重要である。中でも,心機能は血流量を制御する基本となる。この心機能を測定するには,今日まで各種の非観血的,観血的な方法が用いられてきた。観血的な方法としては,電磁血流計や超音波血流計による測定,Fick法,指示薬希釈法,熱希釈法などがある。一方,非観血的方法として,超音波心エコー法,インピーダンスカルジオグラフィーImpedance cardiographyなどがある。
これらのうち,臨床的には,非観血的,連続的に測定し得る方法が望ましく,それは超音波心エコー法よりもやや精度に難があるといわれてはいるが,インピーダンスカルジオグラフィーが勧められる。
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