Japanese
English
綜説
冠動脈の造影
Coronary Angiography.
三浦 茂
1,2
,
佐藤 礼介
3
,
三浦 勇
3
,
今村 貞司
4
,
田中 英雄
4
Shigeru Miura
1,2
,
Reisuke Sato
3
,
Isamu Miura
3
,
Teiji Imamura
4
,
Hideo Tanaka
4
1東京芝浦電気株式会社医用電子技術部
2東京女子医科大学
3東京女子医科大学外科
4群馬大学医学部鴫谷内科
1Dept. of Medical Electronics, Tokyo Shibaura Electric Co.
2Tokyo Women's Medical College
3Dept. of Surgery, Tokyo Women's Medical College.
4Dept. of Internal Medicine, School of Medicine, Gunma University.
pp.501-508
発行日 1965年7月15日
Published Date 1965/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404201468
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はじめに
冠動脈疾患は40歳以上の成年の心疾患のうちで最も一般的なものである。その診断は臨床所見,既往歴,心電図その他の臨床検査によって確定するが,もし罹患心についての解剖的知見が得られれば,外科的に治療される症例は飛躍的に増加するであろう。
冠動脈を造影しようとする試みは,近年,冠疾患の外科的治療法の拡大に伴って急速に発展し,冠疾患の究極的な診断法としての認識を深めつつある。
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