特集 稀釈法
巻頭言
稀釈法の今昔
笹本 浩
1
1慶応大学医学部内科
pp.243
発行日 1965年4月15日
Published Date 1965/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404201430
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稀釈法は古く1700年代から医学に応用されているが,Stewartが血流量,血管容積を測る理論を発表して以米急速に進歩し,今日では臨床検査,動物実験に広く応用されている。
理論的方面はStewart,Hamiltonによって一応体系づけられ,その後Newmanその他多くの発表があったが,本質的にはStewart—Hamiltonの線から著しい発展は見られていない。わが国では美甘義夫氏(昭8,昭9,昭16),大谷周一氏(昭10)らがコンゴーロートを用いて広範な研究をされた。
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