特集 着床を考える
タイムラプス撮影法と酸素消費量測定による胚の評価
後藤 香里
1
,
熊迫 陽子
,
宇津宮 隆史
1セント・ルカ産婦人科
キーワード:
酸素消費
,
胚盤胞
,
胚培養技術
,
タイムラプス撮影
Keyword:
Blastocyst
,
Oxygen Consumption
,
Time-Lapse Imaging
,
Embryo Culture Techniques
pp.1325-1329
発行日 2020年11月1日
Published Date 2020/11/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2021034600
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着床は良好な胚、胚受容能を得た子宮内膜が揃って成立する。どちらかに異常が認められた場合、妊娠不成功へと至る。本稿ではタイムラプス撮影法と酸素消費量測定によって、非侵襲的に初期胚の段階で、良好胚盤胞へ発育する胚を選別することが可能か検討した。その結果、至適分割時間および至適酸素消費量を示す胚は至適範囲外の胚と比較して高い良好胚盤胞到達率を示した。両評価法を用いることで、非侵襲的に初期胚の段階で着床の可能性が高い胚を選別できることが示唆された。
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