Japanese
English
症例
先天性右心室心筋発育不全症(Uhl氏病)の1例
Congenital Aplasia or Hypoplasia of the Right Ventricular Myocardium (Uhl's Anomaly), Report of a Case.
長谷川 嗣夫
1
,
浅野 献一
1
,
二之宮 景光
1
,
藤森 義藏
1
,
三枝 正裕
1
Tsuguo Hasegawa
1
,
Kenichi Asano
1
,
Kagemitsu Ninomiya
1
,
Yoshizo Fujimori
1
,
Masahiro Saigusa
1
1東京大学医学部木本外科教室
1Dept. of Surgery, Faculty of Medicine, University of Tokyo.
pp.393-399
発行日 1963年5月15日
Published Date 1963/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404201213
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I.はじめに
右心室心筋のAplasiaあるいはHypoplasiaはきわめてまれな心臓奇型である。文献上今日まで2例1)2)の報告が見られるのみであり,その手術治療についての報告は全く記載がない。著者らはこの右心室壁の極端なHypoplasiaを示す1例について,心臓カテーテル法を含む臨床諸検査により術前に確定診断は出来なかつたが,手術によりそれを確認し,上大静脈右肺動脈吻合を行ない,さらに剖検により詳細を確かめ得た症例を経験したので報告する。
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