Japanese
English
症例
直接誘導型ペースメーカによる間歇性房室ブロックの1治験例
A Case of the Intermittent A-V Block Treated Successfully with a Direct Induced Pacemaker.
須磨 幸蔵
1
,
堀 原一
1
,
藤森 義蔵
1
,
三井 利夫
1
,
上野 明
1
,
吉竹 毅
1
,
市原 荘六
1
,
西 満正
1
,
鰐淵 康彦
1
,
後藤田 圭博
1
,
三枝 正裕
1
,
木本 誠二
1
,
浅野 献一
2
,
戸川 達男
3
Kozo Suma
1
,
Kenichi Asano
2
,
Tatsuo Togawa
3
1東京大学医学部第2外科,胸部外科
2新潟大学医学部胸部外科
3東京大学医学部医用電子研究施設
1The 2nd Dept. of Surgery and the Dept. of Thoracic Surgery, Faculty of Medicine Univ. of Tokyo.
2Dept. of Thoracic Surgery, School of Medicine, Niigata University.
3Institute of Medical Electronics Research, Faculty of Medicine, Univ. of Tokyo.
pp.925-929
発行日 1965年11月15日
Published Date 1965/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404201522
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はじめに
植込式心臓ペースメーカが房室ブロックの治療に導入されて数年を経過するが効果が確実でかつ安全な方法であることが確認され,既に欧米では房室ブロックの一般的治療法として広く普及しつつある。筆者らも一昨年電池自蔵型ペースメーカを冠動脈硬化による房室完全ブロックの1例に応用しその経過を本誌に発表したが7),その後あらたに直接誘導型ペースメーカを開発し,最近間歇性房室ブロックの1例に用いて好結果をえているので報告する。
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