Japanese
English
文献抄録
肺性心疾患における呼吸性アシドーシスと赤血球増多—Daum, S., Janota, M. and Kopecky, M.:Cardiologia,41:284〜292,1962.,他
Respiratory Acidosis in Chronic Pulmonary Heart Disease and the Red Cell Pattern
伊達
pp.346
発行日 1963年5月15日
Published Date 1963/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404201206
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
慢性肺疾患に続発した肺性心では二次性の多血症が認められるが,その原因として低酸素血症ばかりでなく,呼吸性アシドーシスも又重要視されつつある。著者は35例の肺性心疾患患者を対象として血液pHおよびCO2分圧とヘマトクリット値,赤血球数および平均赤血球容積などとの関係を検討した。
代償性呼吸性アシドーシス群(Pco2>45mmHg,pH>7.35)でも非代償性呼吸性アシドーシス群(Pco2>45mmHg,pH<7.35)でもヘマトクリットとCO2分圧の間に有意な正の相関を認めたが,その内容を検討すると前群ではCO2分圧と平均赤血球容積との間に有意な正の相関を認めるのに対し,後群では赤血球数とCO2分圧の間に有意な正相関を認めた。
Copyright © 1963, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.