巻頭言
研究成績の再吟味
上田 泰
1
1慈恵医科大学
pp.303-304
発行日 1961年5月15日
Published Date 1961/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404200977
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わが国では近年殊にここ数年は学会ばやりである。各教室,研究室は年中学会に追いまわされている。学会における発表演題も多岐にわたり,自身の研究領域を一歩出ると殆んど理解出来ないものが少くない。
一方研究発表における各種検査も広範かつ詳細をきわめ,見事なデータが羅列されているが,門外漢には殆んど文句をつける余地もなく,いたずらに感心するばかりである。
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