Japanese
English
方法と装置
生体内の肺水分量測定法としてのアルコールスペースについて
On the ethylalcohol space as a method for determing the water content of the lungs in vivo.
穴沢 雄作
1
,
森 碧
1
,
湯浅 昻
1
,
鈴木 孝雄
1
,
吉田 剛
1
Yusaku Anazawa
1
1順天堂大学第一外科教室
1Dept of the 1st Surgery, School of Medicine Juntendo University.
pp.797-802
発行日 1960年11月15日
Published Date 1960/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404200934
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Stewart(1921)1),Hamilton(1932)2)らによつて注射部位と採血部間の血液量の測定が出来る様になつたのであるが,AnthonisenとCrone3)は1956年容易に拡散する物質と拡散しない物質を同時に注入して,一つの器管における拡散物質の血管外スペースの大きさを知ることが出来ると云う原理から,生体にて肺の血管外の水分量を肺のエチルアルコールスペースとして測定した。
著者はこの方法を検討し,臨床例及び実験動物において,肺切除,無気肺,出血輸液,肺水腫などの場合のアルコールスペースを測定しその変動を観察した。
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