Japanese
English
方法と装置
肺水腫のMacro-Radioautogramとその作製方法について—特に肺水腫の体外測定法に関連して
The production method of macro-Radioautogram on experimental lung edema:Basic studies on isotopic mearrement
木平 広
1
,
小崎 正巳
1
,
塚崎 鴻
1
,
横山 英三
1
,
吉岡 孝明
1
Hiroshi Kihiro
1
1東京医科大学外科
1Dept of Surgecy, Tokyo medical College.
pp.645-648
発行日 1961年9月15日
Published Date 1961/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404201020
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
I.緒言ならびに文献的考察
生体において,肺水腫の発生を判定する方法について,放射性物質を用いて体外から測定する試みは,Weidner1)が22Naを,Aviadoは,32P及び131Iを用いて行つた報告があり,又我々も屡々この問題について報告3)して来た。我々は水分をtraceする意味で,24Naを,又肺胞内の水腫液が蛋白を含有している事から,Radioactive Iodinat—ed Human Serum Albuminを用いてTracer workを行つて来た。この研究に於て24Na及び,RIHSAによる肺水腫の体表測定法の価値を確める為に,各臓器の放射性物質の分布を測定し,体外測定法と略々一致することを確めているが,我々は水分の体内分布状態を簡単に,しかも明確にする為Macro-Radioautogramを作製した。
文献上,生体水分の分布状態をAutogramによつて研究した報告はないので,我々は作製技術面に特殊な方法を考案し,本法が肺水腫の実験的研究に有用なる方法であることを知つたので報告する。
Copyright © 1961, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.