Japanese
English
綜説
先天性心疾患(IV)—純型肺動脈狭窄症
Congenital Heart Disease(IV):Pure Pulmonary Stenosis.
服部 淳
1
,
岩淵 汲
1
,
高尾 篤良
1
,
金井 美津
1
,
今野 草二
1
J. Hattori
1
,
K. Iwabuchi
1
,
A. Takao
1
,
M. Kanai
1
,
S. Konno
1
1東京女子医大外科,心臓血圧研究所
1Dept. of Surg. & Heart Institute Tokyo Women's Medical College.
pp.501-511
発行日 1960年7月15日
Published Date 1960/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404200908
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I.緒言
循環器系回路に狭窄が存在した場合,狭窄を挾んだ両側に異常な圧差を生ずる。右心室から肺動脈への流出部に器質的な狭窄があり異常な圧差を生じた場合が肺動脈狭窄である。
1761年にMorgani1)が16歳の女児に右左短絡を伴つた弁性肺動脈狭窄を報告しているが,本症の臨床像や病態生理が明かになつて来たのは血行動態諸検査法特に心カテーテル法が普及されるようになつてからである。
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