Japanese
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講座
運動負荷試験の理論と実際
The Principle and Practice of Movement-Tests.
山本 幹夫
1
,
角田 泰造
2
M. Yamamoto
1
,
T. Tsunoda
2
1順天堂大学体育学部公衆衛生学教室
2順天堂大学医学部公衆衛生学教室
1Department of Public Health, School of Physical Education Juntendo University.
2Department of Public Health, School of Medicine, Juntendo University.
pp.343-348
発行日 1960年5月15日
Published Date 1960/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404200887
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I.はしがき
運動負荷試験が心臓機能ひいては,労働や運動の能力を測定するための有力な方法であることは多数の研究者によつて述べられている1)3)。わが国でも珪肺などの特別保護法による珪肺の症度分類や厚生年金法による肺結核などの廃疾程度の分類などに用いられるだけでなく,結核や循環器疾患などの患者の手術適応性や手術の効果判定,職場復帰の適否や適職決定の資料その他各種運動能力の判定などにも用いられている。ここには,肺疾患における運動負荷試験について,その理論と,実施方法などを中心として述べる。
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