Japanese
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特集 運動負荷と心電図
運動負荷試験とU波
The U wave change after exercise test
戸山 靖一
1
,
鈴木 恵子
1
,
前田 泰治
1
,
藤本 淳
1
Seiichi Toyama
1
,
Keiko Suzuki
1
,
Yasuharu Maeda
1
,
Kiyoshi Fujimoto
1
1大阪府立成人病センター
1Center for Adult Diseases, Osaka
pp.1169-1174
発行日 1981年11月15日
Published Date 1981/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404203874
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U波はST・T波に比べると,それについての研究は少ない。運動負荷試験のときのU波の変化についても,MasterはU波の陰性化を,Masterの2階段試験の判定の基準に加えているが1),これまでそれが妥当かどうかの検討はなく,第7回循環器負荷研究会でのアンケート調査でも,U波の陰性化を負荷試験陽性の判定基準に加える人と,そうでない人があり,一定していない2)。
第11回循環器負荷研究会でのシンポジウムに,U波がとりあげられたのを機会に,われわれも冠動脈造影所見と,Master負荷試験におけるU波の変化との関係を調べた。今回はそのときの成績と,トレッドミル負荷試験におけるU波の変化をもとに,負荷試験でU波の陰性化がどういう意味をもつかについて考えたので,それについて述べることにする。
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