Japanese
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特集 肺循環
第19回日本循環器学会総会宿題報告
肺循環—所謂靜脈血混合を中心として
Studies on Pulmonary Circulation, esp. on, Venous Admixture
長石 忠三
1
,
佐川 彌之助
1
,
日下 芳郞
1
,
栗林 弘榮
1
,
井原 晋
1
,
牛島 哲
1
,
中村 健
1
,
岩下 弘一
1
,
橫山 崇
1
,
真鍋 貴
1
,
楠目 博
1
,
長沢 直幸
1
,
山下 政行
1
,
岡田 慶夫
1
,
稻葉 宣雄
1
,
板木 晧二
1
,
高橋 潮
1
,
井上 スミ
2
,
吉栖 正之
2
,
外村 聖一
3
,
鹿島 榮造
4
Chūzō NAGAISHI
1
1京都大学
2京都大学結核研究所外科療法部
3国立療養所日野荘
4国立宇多野療養所
1Kōto Universicy
pp.184-186
発行日 1955年4月15日
Published Date 1955/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404200223
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【講 演 要 旨】
演者は"肺循環に就いて病態生理学的立場からのみならず,肺構造面からも検討する様に"との註文つきで宿題「肺循環」を与えられているが,結核専門の研究施設にあつて,肺結核やその外科的療法に関聯して肺循環の研究を行いつつある我々としては,副題として真向から「肺構造云々」と掲げるよりも,肺胞〜動脈間酸素分圧較差を足場として得た各種の研究成績を系統立てて報告しその間必要に応じて肺構造との関聯性に就いて論述する方が,取扱う資料は同じであつても纒め易く,論旨も通つてよいかと思われる。そこで演者は副題として「所謂静脈血混合を中心として」なる題目を掲げた次第である。
先ず「静脈血混合」なる言葉の概念に就いて述べる。
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