Japanese
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綜説
肺動脈高血壓症—肺性心,肺胞・毛細管ブロツク,脚氣との關連も含めて
Pulmonary Artery Hypertention.
笹本 浩
1
Hiroshi SASAMOTO
1
1慶應義塾大學醫學部内科教室
1Medicine, Keio University
pp.18-23
発行日 1953年3月15日
Published Date 1953/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404200069
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近時心臓カセタリゼーシヨン法の發達と共に肺循環,特にその血液動態(Hemodynamics)に關する研究は長足の進歩をとげた。茲に言う血液動態とは心搏出流(肺血流及び體血流),肺循環各部の血壓,血管抵抗,心臓の仕事,肺血量,平均循環時間等の因子に關するものであるが,特に血壓に就ては多くの興味ある新知見が得られた。それらの全般に就ては既に報告1)したが,今回は肺動脈高血壓症に關する最近の知見と,之に對する我我の成績及び見解を述べたいと思う。
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