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特集 気管支喘息 最新の話題
新規喘息治療—吸入ステロイド/β2刺激薬配合薬,抗コリン薬
New Anti-asthma Drugs:ICS/LABA and LAMA
一ノ瀬 正和
1
Masakazu Ichinose
1
1東北大学大学院医学系研究科呼吸器内科学分野
1Department of Respiratory Medicine, Tohoku University Graduate School of Medicine
pp.1155-1160
発行日 2014年12月15日
Published Date 2014/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404200049
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はじめに
喘息治療に必要な薬剤を抗喘息薬と呼ぶが,長期管理のために継続的に使用しコントロールを目指す薬剤(長期管理薬)と喘息発作治療のために短期的に使用する薬剤(発作治療薬)の2種類に分けられる1,2).抗喘息薬で2010年以降,吸入ステロイド,β2刺激薬配合薬,抗コリン薬のカテゴリーで日本で新たに臨床応用された治療薬に,吸入ステロイド(inhaled corticosteroids;ICS)/長時間作用性β2刺激薬(long-acting beta-2 agonists;LABA)である,ブデソニド/フォルモテロール(シムビコート),フルチカゾンプロピオネイト/フォルモテロール(フルティフォーム),フルチカゾンフロエート/ビランテロール(レルベア),長時間作用性抗コリン薬(long-acting muscarinic antagonist;LAMA)のチオトロピウムがある.本稿では,これら薬剤の特性について解説する.
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