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特集 血管内イメージングを再考する
MRIによる血管内イメージングの臨床的有用性
Clinical Utility of Coronary Imaging with Cardiovascular Magnetic Resonance
石田 正樹
1
,
佐久間 肇
2
Masaki Ishida
1
,
Hajime Sakuma
2
1三重大学医学部附属病院放射線診断科
2三重大学大学院医学系研究科放射線医学教室
1Department of Radiology, Mie University Hospital
2Department of Radiology, Mie University Graduate school of Medicine
pp.639-643
発行日 2013年7月15日
Published Date 2013/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404102257
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はじめに
冠動脈MRAは,放射線被曝を伴わない,冠動脈高度石灰化のある症例でも動脈内腔の描出が妨げられない,造影剤の投与を行わない非造影検査が可能など,マルチスライスCTにはない優れた特長を有する.また,MRIによる冠動脈プラークの非侵襲的検出と質的診断の可能性についても大きな期待が寄せられている.本稿では,冠動脈MRAの進歩と冠動脈プラークイメージングの現状について解説し,冠動脈血管内イメージングが臨床にどのように役立つかについて述べる.
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