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今月の特集 「心不全パンデミック」を迎え撃つ!
心不全をMRIで診る
心不全診療における心臓MRIの有用性
Usefulness of cardiovascular magnetic resonance in the evaluation of heart failure
石田 正樹
1
1三重大学大学院医学系研究科放射線医学講座
キーワード:
心臓MRI
,
シネMRI
,
遅延造影MRI
,
T1マッピング
,
feature tracking法
Keyword:
心臓MRI
,
シネMRI
,
遅延造影MRI
,
T1マッピング
,
feature tracking法
pp.262-268
発行日 2022年3月15日
Published Date 2022/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542202950
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Point
●心臓MRIでは包括的検査プロトコールを用いて一度に,シネMRIによる心機能評価,負荷心筋血流MRIによる心筋虚血の評価,遅延造影MRIによる心筋梗塞や線維化の評価が可能であり,心不全の原因疾患の評価に有用である.
●feature tracking法による心筋ストレイン評価,T1マッピングによる心筋のびまん性組織性状の評価が可能となり,心不全の原因診断の精度が向上している.
●収縮能の保たれた心不全(HFpEF)においてもfeature tracking法やT1マッピングによって,心筋ストレインや心筋細胞液分画などの客観的指標に基づく病態評価が可能になりつつある.
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