Japanese
English
綜説
気腫合併肺線維症
Combined Pulmonary Fibrosis and Emphysema
塩野 文子
1
,
加賀 亜希子
1
,
臼井 裕
1
,
金澤 實
1
Ayako Shiono
1
,
Akiko Kaga
1
,
Yutaka Usui
1
,
Minoru Kanazawa
1
1埼玉医科大学病院呼吸器内科
1Department of Respiratory Medicine, Saitama Medical University
pp.255-259
発行日 2013年3月15日
Published Date 2013/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404102174
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はじめに
間質性肺炎と肺気腫の合併は従来から国内外で報告されており,日常臨床で遭遇することも稀ではない.Cottinらが2005年にHRCTにおいて上肺優位の肺気腫と下肺優位の肺線維化を呈する重喫煙者の61症例を気腫合併肺線維症(combined pulmonary fibrosis and emphysema;CPFE)という名称でまとめたことで,本疾患があらためて注目されるに至った1).本稿では自験例を中心として,CPFEの臨床像について,臨床経過に影響すると考えられる合併症を中心に概説したい.
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