Japanese
English
Bedside Teaching
プラークの退縮と安定化
Clinical Significance of Plaque Regression and Stabilization
土肥 智貴
1
,
宮内 克己
1
Tomotaka Dohi
1
,
Katsumi Miyauchi
1
1順天堂大学医学部循環器内科
1Cardiovascular Medicine, Juntendo University School of Medicine
pp.1051-1057
発行日 2010年10月15日
Published Date 2010/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404101564
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はじめに
心血管疾患の多くは動脈硬化,いわゆるプラーク形成を基盤とした生活習慣病であり,その進展予防のためには動脈硬化危険因子に関する十分な理解とともに,適切な介入が必須であることは広く知られている.そして,近年では動脈硬化性疾患の軽減や予後改善を目指した危険因子に関する介入研究が数多く行われている.しかしながら,それらの予後改善効果がプラークの退縮や安定化を介した効果かどうかは明らかではない.
本稿では,プラーク退縮,さらには安定化を目指した治療について様々な研究から得られたエビデンスを踏まえて概説する.
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