今月の主題 急性冠症候群
病態の理解のために
プラークの破綻と安定化のメカニズム
相川 眞範
1,2
,
代田 浩之
3
1順天堂大学医学部循環器内科
2現ハーバード大学医学部ブリガム・ウィメンズ病院循環器科
3順天堂大学医学部循環器内科
pp.12-15
発行日 2000年1月10日
Published Date 2000/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402907294
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●プラークの破綻(plaque rupture)と血栓形成は,acute coronary syndromesの主な原因とされる.
●脂質低下療法による冠疾患イベントの減少は,病変の縮小ではなくプラークの質的改善(安定化)によるものと推定されている.
●脂質低下療法は実験的プラークの炎症細胞を減少させ,細胞外基質分解活性や血栓性を低下させる.
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