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特集 循環器疾患と地域連携
プレホスピタル救急ネットワークの意義とその運用
Importance of Prehospital Emergency Cardiovascular Network and Its Management
高山 守正
1,2
Morimasa Takayama
1,2
1東京都CCU連絡協議会
2榊原記念病院循環器内科
1Tokyo CCU Network
2Department of Cardiology, Sakakibara Heart Institute
pp.19-24
発行日 2009年1月15日
Published Date 2009/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404101179
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はじめに
最近,産科,脳外科,小児科などの領域で,救急発症した重大疾病への専門医療機関での受け入れ体制の維持が困難となり,不幸な転帰となる例が報道されている.これは循環器疾患においても以前から課題となっていた問題であり,診療科に限らず専門医師の確保とその当直体制の維持は一つの病院にとどまらず,地域で連携システムとして行政・消防・医療機関が協力し,しっかりとした経済基盤のもとに運営していく必要がある.本稿の課題であるプレホスピタル救急ネットワークとして東京都では「東京都CCUネットワーク」を長年にわたり運営している.ここでは厚生労働省が全国に構築を促す地域連携システムの見本として機能するこのネットワークシステムについて解説し,この課題への回答を示す.
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