Japanese
English
特集 循環器疾患と地域連携
循環器疾患医療連携の可能性
Regional Medical Network of Cardiovascular Disease
田城 孝雄
1
,
角口 亜希子
2
,
長山 雅俊
3
Takao Tashiro
1
,
Akiko Kadoguchi
2
,
Masatoshi Nagayama
3
1順天堂大学医学部公衆衛生学講座
2榊原記念病院看護部
3榊原記念病院循環器内科
1Department of Public Health, Juntendo University School of Medicine
2Chief nurse manager, Sakakibara Heart Instite
3Department of Cardiology, Sakakibara Heart Institute
pp.7-17
発行日 2009年1月15日
Published Date 2009/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404101178
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循環器医療連携の必要性
地域住民に良質な医療を提供する体制の確立を図るために,患者がその病状に応じてふさわしい医療を適切に受けるという観点から,急性期医療,難病医療,緩和ケア,リハビリテーション,長期療養,在宅医療などといった医療機関の機能分化を促進することが求められている.
医療法を改正し(第5次改正),医療機関相互の連携の下で急性期から回復期,在宅医療に至るまでの適切なサービスが継続して提供されるようにするために,地域連携クリティカルパスの普及などを通じて医療機能の分化・連携を推進し,切れ目のない医療を提供するように医療計画制度の見直しが図られた.これは,①医療機関相互の役割分担の明確化,②国民,医療関係者への普及啓発,③「予防」から「医療」へのスムーズな引継ぎを目標としている.
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