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特集 循環器診療と医療経済学
診療技術料の医療コスト
Technical Cost,Doctor Fee and Quality Indicator
茅野 眞男
1
Masao Chino
1
1国立病院東京医療センター循環器科
1Department of Cardiology, National Tokyo Medical Center
pp.335-340
発行日 2003年4月1日
Published Date 2003/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404100785
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はじめに
本特集の「企画のねらい」には“個々の診療における対価効果が問われている”とか“経済学的側面が問い直されている”と書かれている.この単語の意味とそれに伴う問題を,診療技術料評価に絞って検討してみたい.
第1章では,技術料評価の,米国での歴史をみて包括支払いから技術料だけが外出しになった経過をみる.
第2章では,“技術”といった金額にしにくいものを評価する方法論(RBRVS)を解説し,日本でのデータを提示する.
第3章では,“対価効果”(図1)を考えるうえで“経済学的”手法は医療問題にどこまで役に立つのかを述べる.
第4章では,対価効果式の目的たるoutcome(成果)とは具体的に何なのかを,医療の質も含めて検討する.
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