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特集 心臓サルコイドーシス診療の新しい展開
心臓サルコイドーシスの画像診断
Diagnostic Imaging in Patients with Cardiac Sarcoidosis
皿井 正義
1
Masayoshi Sarai
1
1藤田保健衛生大学医学部循環器内科
1Division of Cardiology, Department of Internal Medicine, Fujita Health University School of Medicine
pp.941-945
発行日 2006年9月1日
Published Date 2006/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404100451
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はじめに
サルコイドーシスは,今なお病因が明らかにされていない非乾酪性類上皮細胞性肉芽腫形成を主体とする全身性の疾患である.特にわが国では予後不良因子である心病変1)の合併率が高く2),死亡原因の1位でもあるため3),その診断が重要である.心臓サルコイドーシスの診断は,1992年に厚生省特定疾患「びまん性肺疾患」調査研究班サルコイドーシス分科会で作成された「心臓サルコイドーシス診断の手引き」4)を参考に行う.そのなかには,心エコー図,左室造影,心臓核医学検査などの画像診断が含まれている.
本稿では,心臓核医学検査と最近注目されている心臓MRI検査について解説する.
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