連載 専門医に必要な画像診断技術 (第4回)
2 超音波法―ベッドサイドでリアルタイム情報
経食道心エコー法
渡辺 弘之
1
H. Watanabe
1
1東京ベイ・浦安市川医療センター循環器内科
pp.306-311
発行日 2019年4月1日
Published Date 2019/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_kyobu72_306
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TEEは,経胸壁心エコーとともに,心エコー検査の柱である.経胸壁心エコーに比べてノイズの少ない明瞭な画像を得られることが特徴で,心疾患のメカニズムを診断し,心機能を定性的かつ定量的に評価することができる.この検査は食道への探触子の挿入が必要で完全な非侵襲的検査ではなく,鎮静薬を使うことが求められる.技術的な見地からはMモードエコー,二次元心エコー,三次元心エコー,パルスドプラ法,連続波ドプラ法,カラードプラ法と,経胸壁心エコーと同様の機能を備えている.
© Nankodo Co., Ltd., 2019