特集 心エコー 傾向と対策―ケースで学ぶ! 実地医家がおさえておきたい診断・評価法
[Chapter 2] 心エコーによる評価法
経食道心エコー
合田 亜希子
1
1西宮渡辺心臓脳・血管センター
キーワード:
左心耳血栓
,
感染性心内膜炎
,
弁膜症
,
奇異性塞栓症
,
3Dエコー
Keyword:
左心耳血栓
,
感染性心内膜炎
,
弁膜症
,
奇異性塞栓症
,
3Dエコー
pp.184-189
発行日 2023年2月1日
Published Date 2023/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika131_184
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▪経食道心エコーは心臓,大血管の詳細な観察が可能であり循環器診療において重要な検査である.
▪心腔内の血栓や異常構造物,弁膜症の評価,原因不明の脳塞栓症における塞栓源検索において非常に有用である.
▪カテーテル治療,とくに経皮的僧帽弁クリップ術や経皮的心房中隔欠損閉鎖術においては適応決定から術中ガイドにおいて必要不可欠な検査である.
▪3Dエコー画像は任意の方向からの観察を可能とし,術前評価や術中ガイドに用いられる.
▪経食道心エコーは侵襲を伴い合併症リスクのある検査であることから,適応を判断し,十分な説明と同意のもとで行う必要がある.
© Nankodo Co., Ltd., 2023