技術講座 生理
経食道心エコー検査で観察するポイント
中尾 倫子
1
,
大門 雅夫
1
1東京大学医学部附属病院検査部
pp.1120-1125
発行日 2013年11月1日
Published Date 2013/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543104082
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新しい知見
三次元経食道心エコーの登場によって,弁膜症疾患の術前に,弁の構造を立体的に把握することが可能となった.近年,開胸手術のリスクが高い高度大動脈弁狭窄症患者に対する経カテーテル的大動脈弁置換術(transcatheter aortic valve replacement,TAVR)や,心房中隔欠損症(atrial septal defect,ASD)に対するASO(AMPLATZER® Septal Occluder)を用いた経カテーテル的ASD孔閉鎖術が行われるようになり,術前の評価,適応の判断および術中のモニタリングにおいて,経食道心エコー検査(transesophageal echocardiography,TEE)は重要な役割を果たしている.
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