Japanese
English
特集 心臓画像の三次元化―その到達点と問題点
IVUSと三次元画像診断
Three-Dimensional Intravascular Ultrasound
福本 優作
1
,
廣 高史
1
,
松﨑 益德
1
Yusaku Fukumoto
1
,
Takafumi Hiro
1
,
Masunori Matsuzaki
1
1山口大学大学院医学系研究科器官病態内科学
1Department of Molecular Physiology and Medical Bioregulation, Yamaguchi University School of Medicine
pp.1035-1042
発行日 2005年10月1日
Published Date 2005/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404100110
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はじめに
血管内超音波法(intravascularultrasound:IVUS)が初めて臨床応用されてから15年以上が経過した.現在では冠動脈病変の量的および質的な評価,脂質低下療法の効果判定,あるいは冠動脈インターベンション(percutaneouscoronary intervention:PCI)におけるデバイスの選択やエンドポイントの決定など,実に様々な場面でIVUSが用いられるようになってきている.
近年,これまでの二次元的な冠動脈短軸断面画像から三次元画像を再構築することによって,冠動脈病変をより多角的に把握することが可能となった.本稿では,IVUSの三次元画像構築法とその読影の基礎,ならびにIVUS画像をより三次元的に把握することの意義と重要性,PCIにおける三次元IVUS画像の有用性について述べる.
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