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増刊号 図説「胃と腸」画像診断用語集2022
疾患
十二指腸
胃上皮化生(腺窩上皮化生)
gastric metaplasia(foveolar metaplasia)of the duodenum
高橋 亜紀子
1
,
小山 恒男
1
1佐久医療センター内視鏡内科
キーワード:
境界明瞭な平坦隆起
,
類円形
,
整形な表面構造
Keyword:
境界明瞭な平坦隆起
,
類円形
,
整形な表面構造
pp.621
発行日 2022年5月24日
Published Date 2022/5/24
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403202806
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十二指腸の胃上皮化生が存在することは,1923年にNicholson1)によって初めて報告された.胃底腺型と腺窩上皮型があり,前者は異所性胃底腺と同様のため,本稿では腺窩上皮化生を解説する.
腺窩上皮化生は境界明瞭な平坦隆起を呈することが多く,その境界が明瞭なことから上皮性腫瘍との鑑別が必要である.腺窩上皮化生は類円形で,NBI(narrow band imaging)拡大観察にて整形な表面構造を呈する.一方,上皮性腫瘍では形は不整形で,NBI拡大観察にて不整な表面構造を呈する.
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