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増刊号 消化管診断・治療手技のすべて2021
大腸
治療
神経内分泌腫瘍に対するESMR-L
Endoscopic Submucosal Resection with A Ligation Device for Colorectal Neuroendocrine Tumor
山﨑 嵩之
1
,
松田 尚久
1,2
1国立がん研究センター中央病院内視鏡科
2国立がん研究センター中央病院検診センター
pp.786-787
発行日 2021年5月24日
Published Date 2021/5/24
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403202459
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内視鏡治療の適応
大腸の神経内分泌腫瘍(neuroendocrine tumor ; NET)は,本邦では消化管NETの半数以上を占め,特に下部直腸(Rb)に好発する.
内視鏡治療は,転移のリスクが低いと判断される症例に対して適応となる.治療前に診断が可能な転移リスク因子としては,腫瘍径,深達度が挙げられ,本邦のガイドライン1)では腫瘍径1cm未満かつ深達度が粘膜下層(SM)までにとどまるものに内視鏡治療が推奨されている.
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