Japanese
English
特集 大腸腫瘍に対する外来内視鏡治療を極める
[外来での非通電切除]
Cold polypectomy後の遺残・再発
Residue/recurrence after cold polypectomy
河村 卓二
1
,
佐竹 裕暁
1
,
井上 貴斗
1
,
中村 志歩
1
,
吉本 隆晃
1
,
猪上 尚徳
1
,
堀田 祐馬
1
,
真田 香澄
1
,
宇野 耕治
1
,
安田 健治朗
1
Takuji Kawamura
1
,
Hiroaki Satake
1
,
Takato Inoue
1
,
Shiho Nakamura
1
,
Takaaki Yoshimoto
1
,
Naonori Inoue
1
,
Yuma Hotta
1
,
Kasumi Sanada
1
,
Koji Uno
1
,
Kenjiro Yasuda
1
1京都第二赤十字病院消化器内科
キーワード:
大腸ポリープ
,
コールドポリペクトミー
,
遺残再発
Keyword:
大腸ポリープ
,
コールドポリペクトミー
,
遺残再発
pp.1458-1462
発行日 2023年10月25日
Published Date 2023/10/25
DOI https://doi.org/10.24479/endo.0000000931
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はじめに
約10年前より本邦のみならず世界的にcold polypectomyが急速に普及している1)。当初から現在に至るまで,cold polypectomyをめぐる議論にはおもに二つの論点がある。安全性と根治性である。Cold polypectomyは通電を行わない安全な手技であると報告されているものの,通電のない手技で本当に遺残・再発がなくポリープ切除ができるのかという臨床的な疑問が解決される必要がある。本稿ではcold polypectomyの遺残・再発をめぐる現在までの議論をレビューすることとした。
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