Japanese
English
今月の主題 表在型Barrett食道癌の診断
序説
表在型Barrett食道癌の診断
Introduction
門馬 久美子
1
Kumiko Momma
1
1がん・感染症センター都立駒込病院内視鏡科
キーワード:
Barrett食道癌
,
表在型Barrett食道癌
,
サーベイランス
,
内視鏡診断
,
扁平上皮下進展
Keyword:
Barrett食道癌
,
表在型Barrett食道癌
,
サーベイランス
,
内視鏡診断
,
扁平上皮下進展
pp.1249-1251
発行日 2016年9月25日
Published Date 2016/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403200721
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はじめに
Barrett食道癌は地域により,発生率に差があることはよく知られている.しかし,欧米でも,1980年代までは,本邦と同様に扁平上皮癌が大半を占めていた.米国において食道腺癌が急増したのは1970年代後半からであり,1990年代後半には食道癌の半数を超え1),2005年には約60%を占めるに至った2).食道腺癌の発生頻度は,地域間だけでなく,男女間にも差があり,女性に比較し,男性で非常に発生率が高いとされている.しかし,最近の傾向として,女性の増加率には大きな変化はみられないものの,男性は,肥満の減少や喫煙率の低下などにより,増加率がやや鈍化してきている3).
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