症例
胃前庭部前壁の早期胃癌の1例
市川 平三郎
1
,
山田 達哉
1
,
堀越 寛
1
,
笹川 道三
1
,
栗原 稔
1
,
松江 寛人
1
,
麦倉 信
1
,
村上 勲
1
,
赤坂 祐三
1
,
庭瀬 康二
1
,
佐野 量造
2
,
広田 映五
2
1国立がんセンター集検部
2国立がんセンター第一病理室
pp.677-682
発行日 1967年5月25日
Published Date 1967/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403200096
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胃のX線診断においては,後壁病変に比較して前壁病変の場合,診断しにくいことは周知の事実である.それ故,如何にして前壁の診断をするか種々工夫を重ね,努力を続けて,現在までに幾多の発表がなされている.
われわれも,前壁に病変がある症例を数多く持っているが,ここに報告する症例は比較的きれいにX線で描写され,後壁病変と同じ程度に鮮明な像を得ることができた.以下,X線像を検討し,切除標本と比較してみる.
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